万葉集にも詠まれた奈良・宇陀市。
歴史が、今も暮らしの中にある。
古事記、日本書紀、万葉集——。
日本最古の文献に、幾度も登場する土地が宇陀市です。
神武天皇の伝承、柿本人麻呂が詠んだ「かぎろひ」の歌。
伊勢街道の宿場町として栄えた江戸の町並み。
薬草文化、龍神伝説、国宝の寺社——。
ここには、観光地として”残された”歴史ではなく、
今も人の暮らしとともに息づく、本物の時間があります。
重伝建の町並み「宇陀松山」
戦国時代の城下町として栄え、伊勢街道の宿場町として発展した宇陀松山地区。
白壁・格子戸が連なる江戸時代の町並みは、
国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
古民家や商家が今も現役で使われ、
奈良でも稀な”生きた歴史街道”を歩けます。
女人高野・国宝「室生寺」
四季の自然に抱かれた名刹・室生寺。
“女人高野”として古くから親しまれ、
国宝の五重塔や仏像が今に残ります。
春のシャクナゲ、秋の紅葉——。
宇陀市を代表する、奈良の歴史文化スポットです。
日本最古級の薬草園「森野旧薬園」
推古天皇の時代から「薬のまち」として知られる宇陀市。
江戸中期に開設された「森野旧薬園」は、
日本最古級の現存薬草園として国史跡に指定されています。
薬草料理や漢方文化が今も暮らしに根付く、
日本でも稀な”薬の文化”が息づくまちです。
国宝「宇太水分神社」と水の文化
水を司る神として古くから信仰されてきた宇太水分神社。
鎌倉末期建立の本殿3棟は国宝に指定され、
その静謐な境内は”水のまち”としての宇陀の歴史を今に伝えます。
水への祈りと感謝の文化が、
宇陀市の暮らしの根底に息づいています。
樹齢300年「又兵衛桜」と武将伝説
大坂夏の陣で活躍した戦国武将・後藤又兵衛が、
この地へ落ちのびて一生を終えたという伝説が残る本郷地区。
屋敷跡に咲く樹齢300年のしだれ桜は、NHK大河ドラマのオープニングにも使われた奈良屈指の名桜。
3月下旬〜4月上旬、桃の花と競い咲く風景は圧巻です。
日本三大龍穴「室生龍穴神社」
室生寺から約1km、山奥の渓流沿いに鎮座する室生龍穴神社。
「日本三大龍穴」のひとつとされ、
平安時代には朝廷から雨乞いの使者が遣わされた古社です。
奥宮に眠る「吉祥龍穴」は、知る人ぞ知る奈良最強のパワースポット。